カイロプラクティックの施術とは?
人間は神経を通した、電気信号により生命を維持し、行動・思考などをおこなっていますが、その神経の伝達が、何らかの理由で阻害されてしまうと、身体は痛みや、痺れ、機能障害を起こします。
阻害する原因はいろいろあるのですが、中枢神経は脳から下降し細い神経(脊髄)へと変わり、脊柱管(背骨)を通り、左右にある椎間孔から、枝分かれし、身体の各部位につながっているのですが、その背骨(脊椎)が歪みなどで神経を圧迫すると、神経伝達が阻害され、身体の正常な機能を妨げます。
カイロプラクティックは、その神経伝達を阻害している原因を突き止め、取り除き、元の正常な状態にしいき、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出し、トラブルを改善していくものです。
原因不明のトラブルなどで、どこへ行っても原因が分からない・・・
などという場合も、カイロプラクティック的検査により、改善される場合が多くあります。
その多くは、レントゲンやCT・MRIには写らないほどの小さな異常などがあり、それらを見つけ出し矯正する事により、原因不明などと言われていた方々が多く改善していくのです。
その為、長年の不調、どこへ行っても良くならなかったという方達が多く来られるのだと思います。
「ポキッ」と「ボキボキ」は違う
●当オフィスでは、まずはボキボキしない矯正方法で施術を開始致します。 |
過去、今現在にカイロプラクティックや整体などを受けた事がある方で、頚椎(首)などの矯正で「ボキボキ」・「バキバキ」と音が鳴った事がある方もいると思いますが、「ボキボキ」・「バキバキ」とかなりの音が鳴った方は、骨の歪み・神経障害を起こしている骨のピンポイントでの矯正に失敗している方がいるかもしれません。
なぜなら、「ボキボキ」と複数の骨の関節が動く事は、それだけ不必要な関節も動かしている事になるのです。
通常カイロプラクティックでは、多数の関節を同時に矯正する事はあまりありません。
細かい検査を行ない、歪み・神経障害を起こしている箇所を特定し、その箇所だけを矯正します。
ピンポイントでの矯正をした場合は、「ボキボキ」・「バキバキ」とは鳴らずに「ポキッ」という軽い音で痛みもなく、むしろ気持ちよい刺激です。
では、なぜその様に、複数の関節を動かしてしまうのか?
それは単純にテクニック不足と勉強不足です。
ただ単純に、「ボキボキ」と音が鳴ればいい、「ボキボキ」と鳴れば矯正に成功していると思い込んでいる施術者があまりにも多いからです。
骨の歪みや・神経障害を起こしている箇所を検査するのは、非常に繊細な感覚が必要でその歪みをイメージに置き換え、どの様な歪みの状態かを、頭の中で立体的に作り上げなければいけません。
それが検査もせずに、少し触ったぐらいで、いきなりその方の可動域をはるかに超えるほど、首をねじり、力任せに「ボキボキ」と鳴らす施術者が本当に多くいてるのが現状です。
※無理やり首を捻じられ、その後めまいが出て来てしまい、当オフィスに通われている方はとても多くいます。
矯正時の音については、「音が鳴りやすい人」と「鳴りにくい人」とでかなり個人差があります。
「鳴りやすい人」では、すぐに音が鳴ったりもするのですが、
「鳴りにくい人」では、本当に鳴りません。
しかし、それは体質であり、実際は必要のない基準です。
「鳴りにくい方」に、「ボキボキと音が鳴らなければ、矯正が出来ていない」と思うあまり鳴らす為の矯正になってしまえば、その方の可動域などは考えずに、力一杯捻り音を鳴らそうとして不必要な箇所までも動かし、負担を与えてしまったりするのです。
音が鳴らなくても、その骨の歪みが取れていればいいのです。
「鳴りやすい方」などで、細かく検査をした上での矯正で、「ボキボキ」と鳴る場合は、関節の歪みの度合いなどでも起こったりもしますが、検査なしでいきなり「ボキボキ」「バキバキ」と鳴らすのでは、大きく意味が変わってきますので、その辺の判断も頭に入れておかなければいけない、ポイントです。