【例 6】 30代・男性 バイク交通事故<ムチウチ・頚椎捻挫・顔面のシビレ・首の痛み>によるトラブルと経過
(大阪府・30代・男性・会社員)
【トラブル内容】
半年前に、バイクで大きな国道を右折しようとした所にノーブレーキの直進車と衝突し、20m程飛ばされ、目撃者の方々から『生きていたのが奇跡』と言われる程の大きな事故により、頚椎捻挫(むちうち)・顔面の骨折・全身打撲など大きなケガを負った事により、首の痛みによる可動域の制限、顔面のシビレ・麻痺、顎(アゴ)の痛みと開閉制限が後遺症として、残ってしまい、みて欲しいと、ご紹介によりご依頼を受ける。
後遺症とは別に、交通事故以来、身体がすごく疲れやすくなったとおっしゃられた。
【施術】
<初回>
トラブルとしても非常にひどくまた、トラブルも複数にわたる為、1度に複数の矯正を行なうと、身体に大きな負担が掛かる為、初回はまずは頚椎捻挫(鞭打ち)による、首の痛みと可動域の制限を、改善する為に細かく検査をする。
はやり大きな交通事故の為に、頚椎(首)の骨に大きな歪みがある。
うつ伏せになり顔を横に向ける事も痛みがあり苦しそうな状態。
更に細かく検査をし頚椎(首)・その他の矯正を行なう。
<2回目>
初回の施術の5日後に2度目の施術を行なう。
初回の施術で頚椎(首)の痛みと可動域の制限はほぼ90%まで改善できた。
うつ伏せで顔を横に向ける事も可能になり、一安心。
2回目は顔面のシビレ・麻痺、顎(アゴ)の痛みと開閉制限をメインにそれに関係する部位の検査を細かく行なう。
顔面の骨折した側の頬から下が痺れと麻痺により、ヨダレが垂れてもわからない状態との事。
顎(アゴ)の痛みと開閉制限は事故の衝撃と顔面骨折による手術により噛み合せも悪くなっている状態。
この様な事故での顔面の痺れと麻痺の場合、事故の衝撃と手術で周辺組織がかなり傷ついている状態なので、三叉神経麻痺(顔面神経痛)などとは、原因が少し違う為、完全に痺れを取る事は難しいという事、また改善には少し時間が掛かるかもしれないという事を伝え、検査を行ない矯正を施す。
顎(アゴ)の痛みと開閉制限も検査を行ない、矯正を施す。
【経過】
約1週間に1度のペースで、6回施術を行い、現在は3週間に1度のペースで定期的に施術を行なっている状態である。
トラブルとしては、首の痛みと可動域の制限はほぼ完全に改善され、自由に動く。
顔面のシビレと麻痺は、シビレと麻痺の度合いが少し改善されていっているとの事である。
顎(アゴ)の痛みと開閉制限は、顎(アゴ)の痛みもかなり改善され、開閉制限も前に比べるとかなり開くようになった。
この様な場合、事故前の状態に戻してあげたいが、事故がどうしても大きい事故で、また、衝撃の強さもとてつもない大きさでしたので、トラブルによっては完全に戻す事は、難しいかもしれませんが、緩和・改善は期待できます。
事故の後遺症は長年期間が空いたのち、突然症状が現れる事も多いです。
その時は、事故から何年も経っており、事故が原因とわからずに原因不明とされる事も多いですので気をつけて下さい。